【ソフトテニス】後衛のレシーブ徹底解説‼

ソフトテニス

【ソフトテニス】レシーブで流れを掴む!後衛のレシーブ徹底解説!!

 

レシーブの重要性

ソフトテニスは硬式テニスとは違い、レシーブゲームの取得率が高いです。日本のトップチームともなると、一大会で約9割もの確率でレシーブゲームを取っているというデータもあるほどです。
そのため、レシーブの強化をして、レシーブゲームを安定して取れるようになると
試合の勝率もぐんっと上がるでしょう!!
今回はそのレシーブについて徹底解説していきます!!

 

✓読者の悩み

前衛に取られにくいレシーブをしたいな
・前衛サーブの時にしっかり攻めのレシーブを打ちたい!
レシーブのコースの幅を広げたいな

こんな風に思っている方のために、レシーブのコースについて解説していきます!

✓本記事の内容

・レシーブする上でとても重要な考え方(図を用いて詳しく解説します)
・レシーブコース選択の極意(後衛サーブ、前衛サーブの両方のパターンで解説します)
・レシーブのコースの幅を広げる(レシーブのコース選択の選択肢を増やします!)

✓著者の経験


この記事を書いている僕はソフトテニス歴13年ほどの後衛です。
中学、高校と県内ベスト3の強豪校のレギュラーとしてプレーしていました。
同じレベルや格上の相手と試合するとき、レシーブで前衛に捕まることが多く、レシーブ
ゲームを簡単に落としていました。しかし、レシーブをしっかり考えを持って打つように
なってからは、レシーブのポイント率が大幅に上がりました。
こんな僕がレシーブについて徹底解説していきます!!

レシーブする上で重要な考え方

まず、こちらの図をご覧ください。

このようなコートを分割したような図を見たことがある方もいますよね?
この図、実はレシーブをするうえでとても重要になる図です
皆さんもこの図を今、頭に入れちゃいましょう!!
では、なぜこの図が重要なのか。

それは・・・

サーブがどの番号のコースに来るかによって、最適なレシーブコースが変わってくるんです!!
サーブを打ってからレシーブする間は1秒もないため、無意識にこの図を描けるよう、練習の時に常にイメージするようにしましょう!!

レベルが上がってくると6分割、9分割と増えていく場合もありますが、まずはこの基本の3分割でのレシーブをマスターしましょう!!

レシーブのコース選択の極意

さて、先ほど、3分割の考え方を知っていただきました。これから出てくる①②③は図の
中のコースですので、よく上の図を確認しながら見ていってくださいね!
では、ここから後衛サーブ、前衛サーブにおいてのレシーブをサーブのコース別に解説
していきます!

後衛サーブ

サーブコース①

 

まずは、先ほどの図の①に相手のファーストサーブが入った場合について解説してい
きます。

結論から言うと・・・

①にファーストサーブが入った場合はストレートロブが一番有効なコースです!

なぜなら・・・

①からのストレートロブは前衛に取られにくく、後衛も走らせることができるため
安全に攻めることができます。

自分が①に来たボールを打つ位置をイメージしてください。
①というコースはストレートに一番近いコースになります。
この位置から打つ場合相手前衛はストレートへのパッシングを警戒して安易に動くことができません。

しかし、ストレートを警戒してるからといって、①の位置からクロスに打つのは角度的に前衛に非常に前衛に近い位置にボールを通すことになってしまうため結構リスクがあります。

それに対し、ストレートロブは、打つ位置が前衛と近いため、前衛はコースを見てからロブを追うのは難しい上に、右利き前衛の場合、バック側のボールを追うことになるので、ボレーするのは非常に難しくなります。そのうえ、右利き後衛をバック側に走らせることができます。これらの理由から①にファーストサーブが入った場合はストレートロブが非常に有効になります。

 

次に、セカンドサーブの場合を考えていきましょう。
セカンドサーブの場合は、①に来た場合は前衛アタックが決まりやすいです。理由は簡単で、前衛に近い位置で打てるチャンスボールだからです。

基本、セカンドサーブは③に打ってストレートに打たれるのを防ぐのが普通です。しかし、①に来ているということは相手後衛のミスといってもいいでしょう。
そのため、ここで、自信もってアタックを打つことで、相手にプレッシャーを与えることにも繋がります。なので、自信もって、アタックを打ちましょう!!
ただ、止められた場合のフォローは忘れないようにしましょう!!

 

サーブコース②

次は、②の場合について解説していきます。

実は、②の場合は一番難しいです。一見、定位置からのレシーブなので、簡単に思えますが、相手前衛の正面でもあるコースのため、非常に駆け引きが重要なコースになります。

この場合、ファーストサーブが入った場合は後衛前ロブでいいでしょう。
まず、前提として、ファーストサーブを入れられた場合、こちらは守りから入っているということを意識しましょう!ここで、無理に攻め返すことはミスや、前衛に取られることにつながるため、落ち着くために後衛前ロブで戦況を立て直しましょう!

ただ、ここで大事なのは、しっかり後衛前に深いロブを打つということです。高さはどれだけ高くてもいいので、とにかく、深いロブで攻められないレシーブをしましょう!

 

次にセカンドサーブが入った場合ですが、この場合はミドルに打つのがおすすめです!
ミドルと言っても、後衛寄りのミドルでいいです。
イメージとしては相手後衛の左足を狙うイメージでいいです!
②はミドルに打つのが一番近い距離であり、相手前衛に時間を与えずに通しやすコースです。
そして、後衛も回り込みかバックになるため、攻め始めの一本目として最適なコースです!!

サーブコース③

最後に③の場合について解説していきます。③にファーストサーブが入った場合はこちらが回り込みになるため、流すコースに打つのは難しくリスクがあります。素直にクロスに引っ張るのが無難です。ここで、重要なのは、回り込むということは相手前衛も動く可能性が高いです。

そのため・・・

迷いなくクロスに打ち込むことが大切です。出てきても、弾き返すくらいの気持ちでクロスに打ちましょう!少しでも迷った場合はクロスロブで落ち着くのもありですよ!

では、③にセカンドサーブが入った場合はどうするのが良いでしょう?
それは、ミドルがいいでしょう!ここで気を付けることは、先ほどの②の時のミドルとは違い、
後衛の左足よりのコートの中央を狙うミドルを打ちましょう!

中央を狙うことで、少し、ストレート側に角度のついたミドルが打てるため、
相手後衛から逃げるようなミドルが打てます!このミドルの打ち分けも練習するようにしましょう!

前衛サーブ

次に、相手の前衛サーブの場合についてのレシーブを解説していきます。
前衛サーブの場合は前衛を気にしなくていいため、攻めやすいですよね。
ここで、どれだけ有効打を打てるかで試合の展開が大きく変わってきますよ!!
※今回は相手がサービスダッシュをしない場合のレシーブについて解説していきます。

サーブコース①

まずは、①のコースにファーストサーブが入った場合です。この場合は、ロブでも、緩めのボールでもいいので、前衛側に深いボールを打つのがいいでしょう!

ここで重要なことは、ボールの高さ、強さはなんでもいいので、とにかく深いボールを打って、前衛を定位置から下がらせることを意識しましょう!前衛に簡単に前に上がられてはいけません!

 

セカンドサーブの場合は、なるべく角度のつけたクロスが良いでしょう!
1のコースということは、コートの外から打つため、クロスへの角度がより厳しくなり、相手前衛を外に追い出すことができます。
このコースに自信を持って打てるようになると、攻撃力が大幅にアップしますよ!

サーブコース②

次は、②のコースの場合ですね。
このコースにファーストサーブが入った場合は相手の二人の間に深めのボールが良いでしょう!
この位置から角度をつけたボールは打つのが難しいため、まずは落ち着いて二人の間に打って、
相手の迷いを誘いましょう!

 

そして、セカンドサーブの場合ですが、この場合はミドルの浅めがおすすめです!
理由は、相手は攻められると思い、下がる意識がついていることが多いです、
なので、ここで浅めの球を相手の間に打つことで、二人とも意表をつかれ、どちらが打つか迷ってしまう可能性が高いです。なので、このコースは攻めのきっかけの一本になりますよ!

サーブコース③

次に、③のコースの場合です。このコースにファーストサーブが入った場合は、ミドルから打つことになるため、勢いに逆らわずミドルに打ち返すのが良いです。

ファーストサーブは威力があります。このコースからは角度がつけにくいため、
無理せずに素直にミドルに打ち返してミスしないようにしましょう!

 

では、セカンドサーブの場合のおすすめのコースは、後衛のバック側(右利きの場合)です。要するに、ストレートですね。③の位置からストレートを打つと、外に逃げるような角度がつくため、相手はバックで非常に打ちずらいボールになりますよ!

レシーブコースまとめ

今回紹介したコースは、あくまで一番有効になるであろうコースです。ここに打ち続けるのではなく、このコースがより強力になるように、色々なコースを見せることが重要です!
そして、試合の大事なポイントでこのコースにしっかり打ち、試合の流れを掴みましょう!
ここぞの一本を取れるようにぜひ、この記事を参考に練習してみてください!!

レシーブのコースの幅を広げる

レシーブのコースでよく使うの「クロス」「ミドル」「ストレート」「前衛アタック」とかですよね。これをうまく使い分けて試合を組み立てていくわけですが、
もっと選択肢の幅を広げられるようになる「レシーブコース」を紹介します!

ショートクロス

ショートクロスはすでに使っている方もいますよね!
ショートクロスはもちろん相手の意表を突くコースとしていいコースだと思います。しかし、逆に攻められる危険性もあります。ここでは、メリット、デメリットを紹介します!

メリット

まず、ショートクロスのいいとこは、ドロップショットよりも距離が長いコースへ打つためミスする危険が少なく、
そのうえ、相手からしたら浅く、外に逃げるボールになるためより取りにくい球になります。相手は打点を落とし、ネットに近いところから打つことになるため、
高いボールを上げることになりチャンスボールが来る可能性が高くなります。

そして…

この利点を活かすために、
ショートクロスを打つ際はなるべく低く、外に逃げる角度に打てるようになるといいですね!

デメリット

次に、デメリット(相手に攻められるボールになる)を紹介します。
ショートクロスでやってはいけないことは2つあります。


一つ目は、ボールが高くなってしまうことです。
ショートクロスは短いボールで相手を揺さぶるボールのため、相手に時間を与えてはいけません。ボールが高くなってしまうと、相手に前に詰める時間を与えてしまい、ただのチャンスボールになってしまいます。

二つ目は、ボールの落ちる位置が深くなってしまうことです。ショートクロスは、速い球を打つコースではないため、緩く打つことがほとんどです。そのため、落ちる位置が深くなることは、相手の前にただの緩いボールを打つことになってしまいますよね。
この二つが本番で出ないよう、練習で特に意識して練習しましょう。

ミドルは2種類ある

次のコースは、「ミドル」です。ミドルは皆さんもよく使うと思います。
皆さん、ミドルはただ、コートの真ん中に打つボールだと思っていませんか?ミドルでも、少し狙う位置をずらすだけで、全く違う意味を持ったボールになります。今回は、僕のおすすめする二つのミドルを紹介していきます。

前衛の胸元

一つ目のミドルは、後衛サーブの際に、相手前衛の胸元に打つミドルレシーブです。
これは、レシーブでポイントを取りに行くコースになります。このコースがおすすめな理由は、
普通の前衛アタックよりも止められにくいからです。

レシーブの際の相手の前衛の構えを想像してみてください。右利きの前衛だと、ラケットヘッドがストレート側に下がっていることが多いですよね。それが、基本の構えだからです。その構えだと、ストレートの球への反応はしやすいのですが、右の胸元のボールには面を出すのが遅れてしまいます。

そのため…

この前衛の右の胸元を狙うミドルは非常に取りづらく、ポイントになりやすいのでお勧めです!!

後衛の左足

二つ目は、後衛の左足を狙ったミドルです。先ほどのミドルとは違い、少しクロス寄りのミドルになるため、レシーブでポイントを取りに行くわけではありません。

右利き後衛の左足へのボールは、相手後衛からすると、フォアかバックか迷うボールであり、相手の余裕をなくします。そのため、次からの攻めにつなげやすくなります

このボールを打つ際はペアの前衛に打つことを伝えて、次からの攻めをできるよう準備しましょう!

まとめ

少し長めになってしまいましたが、レシーブのコースについて見ていただきました。
レシーブのコース選択というのは奥が深く難しいものですが、これを磨いていけば、
試合のレシーブでのポイント率が大幅に上がり、試合の流れを掴めると思います。

この記事の中の全部ではなくてもいいので、自分に合ったコースをこの記事を見ながら練習してみてください!皆さんのレシーブ力がアップしますよ!!

そして、今回の記事を読んで、コース選択の方法は理解してもらえたと思うので、
では、実際、思い通りにコースに打つにはどうすればいいのか
そのコースに打った後そうやってポイントに繋げればいいのか。
など、疑問は出てくると思います。

そのような疑問についてはまた別記事で紹介しますので楽しみにしていてください。

少し、長めになってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました!!
この記事の他にも、皆さんの成長の助けになるような記事を書いていますので、他の記事も是非ご覧ください!!

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